医療崩壊を起こさない為に、マスクを戦略的に棲み分け出来ないだろうか
みんなで考えよう、これからのマスクの役割
サージカルマスクが医療機関現場で不足している。
実は日本人が普段使用している「使い捨てマスク」が所謂、サージカルマスクなんです。
今、徐々に中国からの輸入が復活し、「使い捨てマスク」の在庫が復活してきています。
しかしながら、このまま一般人が「サージカルマスク」を使い続けて良いものでしょうか。
まずは本来使用されるべき場所である医療機関を最優先する為にも、一般人はサージカルマスク以外のマスク(再利用できる物)をするのが大多数の利益にかなうと私は思います。
まず、多々あるマスクを使用すべき場所でカテゴライズしました。
マスクの種類 | 飛沫防御 | 使用場所 |
---|---|---|
医療用「N95マスク」 | ◎ | 医療最前線現場 |
「使い捨てマスク」サージカルマスク | ◯ | 医療関係 |
コロナ後に登場「多素材マスク」 | X〜◯ | 一般(非医療機関) |
コロナ後に復権「布マスク」 | △ |
次に、一般人が購入できるマスクを比較しました。
マスク | 洗えるか | フィルター | BFE | 1日あたり |
---|---|---|---|---|
サージカルマスク | 2-3回程度? | ◯ | 99% | 35~85円 |
A社シャツ布マスク | 制限なし | ガーゼ | ? | ? |
TNGマスク(弊社輸入) | 40回抗菌継続 | ◯ | 99% | 13.7円 |
BFE
細菌ろ過効率。
N95 マスク
医療現場で使用するN95。N95はウイルスの侵入も防ぐマスク界の王様。
米国労働安全衛生研究所(NIOSH)規格に合格し、ウイルスの侵入も防ぐマスク。
新型コロナウイルスと対峙する医療現場などで不足してはならない最重要物資。
「使い捨てマスク」 サージカルマスク
お馴染みの、鼻から顎までしっかり収まるサージカルマスク。
ウイルスの侵入までは防げませんが、自分が発するウイルスは一程度防御してくれる。
サージカルマスクも医療現場に必要であり、長期戦の中での消耗は最低限に抑えておきたい。
また、一部の中国製品を輸入した欧州では、基準(90%以上遮断)を満たしていないという検査結果から、全品中国へ返却された。
今までも日本市場で売られているマスクの80%は中国製であるが、しっかりと管理が行き通った日本品質管理下のマスクであり、現在新たに入ってきているマスクの一部は粗悪品である可能性が高い。
昔ながらの布マスク
日本政府が配布する(4/11時点では未入手)布マスクは、洗って再利用出来るマスク。
おそらく安倍総理がされてた、少し顎が出てしまうマスクが国民に配布されるのだろうか。それとも、福祉施設に配布されたベトナム製のマスクだろうか。3月末に福祉施設へ配布されたベトナム製のマスクは耳にかける部分がゴムではないマスク。当然、コストも低いし残念ながら質も低い。
多素材・手作りマスク
フィルターの心配がある。コーヒーフィルターやティッシュなども代用できるが、フィルターには劣ってしまう。
新規参入が多いだけに、基準が曖昧である。
今までマスクに馴染みのなかった米国やEUがマスクを奨励しだしたことで今後、マスクの需要は一層高まると考えられます。
医療関係以外の人は「洗える布マスク」を利用するのが人類にとって必要なのではないでしょうか。